お宮参りを行う日にちを決めるのは、赤ちゃんが生まれて何日目になる日かという生後の日数が大切です。
男の赤ちゃん、女の赤ちゃんで、それぞれ生後31日目と32日目といった日数が、お宮参りの一般的な日にちとされています。
日本の暦には、一般のカレンダーや手帳に記載もある六曜とよばれるものがあり、冠婚葬祭の際などには気にする方も多いと思います。
赤ちゃんの誕生から、生後31日目や32日目という日が、六曜でどの種類の日柄にあたるかによって、お宮参りを避けたいとする高齢の方もいると思います。
六曜は、本来のお宮参りとは関係がないともいえますが、気にする場合には、予定をずらす際の参考程度にすることをおすすめします。
カレンダーや手帳でも見る六曜とは?
カレンダーや手帳でも見る六曜とは、もともと中国から伝わった暦の一つとされていて、それぞれの曜に、吉凶や運勢などが定められています。
六曜には、大安、先勝、友引、先負、仏滅、赤口といったものがありますが、特に、赤口については、お宮参りの日に避けたがる人が多いかもしれません。
「大安」は、最も吉とされる日で、お祝い事には最適の日とされています。
「先勝」は、午前中が吉とされる日で、お宮参りには午前中に行くことが良いとされます。
「先負」は、午前中が凶とされ、午後が吉とされる日で、お宮参りには午後が良いとなります。
「友引」は、勝負事の引き分けという本来の意味が転じて、現在では、お祝い事には良い日とされますが、葬儀には友人をあの世へ引き込んでしまうとされ、お宮参りには、夕方は大吉とされますが、神社での祈祷には向かない時間かもしれません。
「仏滅」は、大安と真逆で、何をするにも凶とされる日で、お宮参りも避ける方が良いとされます。
「赤口」は、厄日とされるものの、午前11時ごろから午後1時の午の刻だけが吉とされる日です。
お宮参りに関して、六曜の中で、「赤口」が最も判断に迷うもので、昼間の時間の約2時間をどう考えるかで、対応が違ってきます。
お宮参りと六曜の関係には?
お宮参りと六曜の関係には、本来の関係性はないともいえますが、暦の吉凶は、昔から日本の文化として浸透していることもあり、判断に影響を受ける人も多いかと思います。
お宮参りには、赤ちゃんの生後の日数が本来は判断基準となるべきで、六曜については、参考程度にしておくべきです。
六曜の「大安」「仏滅」といった吉凶のおもて裏の関係にある日柄については、判断しやすいものです。
お宮参りの日にちで、「赤口」が最も判断に迷うもので、真夏の暑い時期には、吉とされる時間帯は最も赤ちゃんにとって最悪な暑い時間帯であり、春や秋には、比較的快適な時間帯です。
六曜についての考え方は、現在では、個人によっても、家族によっても違いますので、それぞれのご家庭でよく相談して判断することをおすすめします。
お宮参りには生後の日数で、六曜は参考に?
お宮参りに向かう日にちを決めるには、赤ちゃんの生後の日数を目安にし、その際の日柄の吉凶をあらわす六曜については、参考にする程度で考えることをおすすめします。
本来は、六曜とお宮参りに直接の制限はなく、六曜が冠婚葬祭の際の吉凶の目安とされてきた慣習が、現在でも最も影響しています。
六曜の中でも、「赤口」が特に判断に迷うもので、お宮参りには午の刻とされる昼間の二時間のみが吉とされており、どう利用するかは、ご家族の判断によります。
六曜については、参考にすることは良いと思いますが、本来の赤ちゃんの生後の日数を優先した判断をおすすめします。