お宮参りは、無事の出産と赤ちゃんの健やかな成長を土地の氏神様への感謝と報告に、生後ひと月くらいの時期に神社へ向かいます。
神社での参拝や祈祷をしてもらう際には、赤ちゃんへの思いを込めた柄の産着を着せ、さまざまに小物も身につけさせます。
産着や小物には、それぞれに赤ちゃんに対する無事な成長への願いを込めた意味があり、縁起物の側面と実用性の両面を持ちます。
縁起物には、犬張り子やでんでん太鼓などがあり、実用的な小物としては、帽子やよだれかけなどがあります。
縁起物の小物の必要、不必要については、その地域や地方の慣習やご家族の状況によっても、選択に違いが生じますが、帽子とよだれかけなどは、準備しておくことをおすすめします。
お宮参りの赤ちゃんにつけさせる小物には?
お宮参りの赤ちゃんにつけさせる小物には、犬張り子、でんでん太鼓、扇子などの縁起物があります。
お宮参りの小物は、産着を購入やレンタルするときに一緒に準備するか、お祝いとしていただくこともありますので、購入の必要性については、ご家族によって違います。
お宮参りの時期の赤ちゃんは、生後ひと月の新生児で体温調節が苦手ですので、和装には大黒帽子、洋装にはフリル付きの帽子などを用意しておくことをおすすめします。
縁起物といわれる小物には、赤ちゃんへの思いを表現したもので、それぞれに意味があり、地域の特性が強くでるものもあります。
一方の帽子やよだれかけといった小物については、生後ひと月余りの赤ちゃんの体調に配慮する必要から、準備しておくべきものです。
それぞれの小物に、赤ちゃんへの思いが込められていて、縁起物としての意味があります。
お宮参りに必要とされる小物の意味は?
お宮参りに必要とされる小物の意味は、小物を身につける赤ちゃんへの両親の願いが込められ、それぞれに違った意味があります。
前述にあげた小物について、それらの意味については、次のようなことがあげられます。
犬張り子には、赤ちゃんの無病息災での成長を、でんでん太鼓には、その音で悪霊を祓う縁起物とおもちゃとして、扇子には、末広がりの人生への願いが込められています。
お守り袋には、神社でいただいたお守りを入れるためのもので、男の子には白いもの、女の子には赤いものを利用することが多く、鶴を刺繍したものが一般的に利用されています。
紐銭には、赤ちゃんがお金に対する苦労しないようにという願いの現れです。
それぞれの小物に、赤ちゃんへの無事な成長への願いが込められ、小物の種類によっては、男の子と女の子の区別があるものもあります。
お宮参りの赤ちゃんの身につけさせる小物は?
お宮参りの赤ちゃんの身につけさせる小物には、犬張り子、でんでん太鼓などの縁起物と体調管理のために必要な帽子やよだれかけなどがあります。
これらの小物については、関係の近い方からお祝いとして贈られることもあり、準備には、それぞれのご家庭の事情に合わせた対応が必要です。
生後ひと月余りの赤ちゃんにとって、初めてといえる外出をともなうお宮参りでの、体温調節の助けともなるが帽子で、最も必要なものかもしれません。
いずれの小物も、両親を中心とした周囲の大人の赤ちゃんに対する思いを表現したものといえます。