産まれた土地の守り神様に子供の誕生を報告し、健やかな成長を祈願する行事であるお宮参り。
お宮参りを行う時期は生後1か月頃だと言われていますが、母親や子供の体調などによっては日程をずらすこともあります。
しかし、お宮参りの存在は知っていても、実際の流れや写真をいつ撮影するかなどはわかっていないことが多々あります。
そこで今回は、初めての人に向けて、お宮参りの流れを解説します。
事前準備をしっかりしよう
お宮参りをするにあたって考えなければならないのは、どこの神社で行うかです。
本来は住んでいる土地の神社で行うのが正式な選び方ですが、有名な神社や両親の家の近くの神社を選ぶ家庭も少なくありません。
そのようなときに気を付けるのは、子供の負担にならないようにすることでしょう。
それでは、具体的な流れを解説します。
まずは、お宮参り当日に子供が着る産着やベビードレスを用意して下さい。
購入が難しいときはレンタルする手段もあるので、予算と相談して決めると良いです。
次に神社の予約を取りましょう。
母子に無理のない日程を決めたら、お宮参りをする神社に連絡し、日にちと時間、子供の名前、生年月日などを伝えて下さい。
また、写真スタジオの予約も忘れてはいけません。
お宮参りに適した季節や大安の日は、写真スタジオも混んでいる場合があるので、先に予約しておくようにしましょう。
お宮参りの謝礼の準備も忘れてはいけません。
神社によって料金は違うので、ホームページを見たり問い合わせをするなどして、正確に把握するようにして下さい。
それらが終わったら、両親への連絡や会食の準備もします。
両親が参加するかどうかや、会食をどこで行うかなど、前もって決めておくことは決めておきましょう。
以上が、お宮参りの準備の流れです。
お宮参り当日の流れ
それでは、お宮参り当日にどのような流れで行動するか、説明します。
神社に着いたら、境内の手洗い場である「手水舎」で手を清めて、口をすすぎましょう。
神前でお賽銭をあげて鈴を鳴らし、2礼、2拍手、1礼をします。
そして、予約していた20分ほど前に受付に行き、祈祷料を渡します。
いよいよお祓いを受けて祝詞をあげてもらうのですが、神社によって流れや形式が異なるので、指示に従って動くようにして下さい。
ご祈祷の時間は30分ほどで、それが終われば会食や写真撮影をします。
写真撮影には時間が掛かることがあるので、会食を先にしている方が良いかもしれません。
写真撮影をするかどうかは家庭によって違いますが、出来れば撮っておく方が良いでしょう。
これらが、大まかなお宮参りの流れとなります。
あくまでも一例ですが、このポイントを押さえていれば大きな失敗はしないはずです。