お宮参りとは、子供の生後1か月頃に行われる行事です。
子供の誕生をその土地の産土神様に報告し、健やかな成長を祈願することを目的としています。
時期は上記の通り生後1か月頃ですが、母親や子供の体調に合わせて変更しても構いません。
様々な決まり事や慣習があるお宮参りですが、祖父母を呼ばずに両親だけで済ませたいと考える家庭も多いです。
そこで今回は、両親だけもお宮参りをする際に、気を付けて欲しいポイントを解説します。
祖父母の扱いは平等に
両親だけでお宮参りをすると言うことは、祖父母は参加しないと言うことです。
しかし、地域や家庭によってはお宮参りに強い拘りを持っており、蔑ろにされると激怒する人もいます。
また、片方の祖父母だけ呼んでもう片方を呼ばないなどと言うことになれば、揉め事の種となってしまいます。
それゆえに、お宮参りに祖父母を呼ぶかどうかは、事前にしっかりと話し合う必要があるのです。
両家とも呼ぶか、両家とも呼ばないか、はっきりさせましょう。
勿論、「こっちは良いから、あっちだけ呼んで良いよ」などと言う人もいるので、完全に2択にする必要もありません。
大事なのは、どちらかだけを呼ぶなどして、呼ばなかった方に「仲間外れにされた」と言う感情を与えないことです。
そして、両親だけでお宮参りを行うとしても、後日写真を送ることでフォローしましょう。
繰り返しますが、お宮参りに対する考え方は人それぞれです。
自分なら気にしない、などと考えず、丁寧な対応を心掛けて下さい。
勝手に写真に入って来たら
両親のみでお宮参りがしたいなら、祖父母の参加を断らなければなりませんが、断り切れないことも少なくないです。
そのような場合は、写真だけでも両親と子供だけで撮りたいと考えるかもしれませんが、ここでも祖父母が介入してくる可能性はあります。
特に、初穂料や写真代、子供の衣装代などを出してもらっている場合は、断り難いと思います。
複数枚選択出来るコースなら構わないのですが、1枚しか選べないコースであれば、自分たちが納得出来る写真を選びたいに決まっています。
そのようなときは、取り敢えず両方のパターンを撮影しておいて、実際に選ぶときは両親と子供だけの写真にすれば良いです。
ここでも大切なのは、アフターフォローです。
完全にこっそりと写真を選ぶのではなく、両家の祖父母にきちんと説明することです。
「目が半開きになっていた」や「写り方が悪かった」などと、その写真を選んだ理由を述べましょう。
最後にお伝えしたいのは、お宮参りの主役はあくまでも子供だと言うことです。
両親や祖父母の都合に巻き込むことなく、心から祝福出来るお宮参りにしてあげて下さい。