親になった人のなかには、お宮参りをすることに抵抗があったり、事情があってお宮参りは省きたいと思っている人もいると思います。
しかし、昔から行われてきた慣習ですし、本当にしないでもいいのかと迷うこともあるでしょう。
そんなお宮参りをしないといけないの?と迷っている人のために、お宮参りの意味と一般的にはどうしているのかについてまとめました。
目次
お宮参りにはどんな意味があって、どんなことをするの?
お宮参りはしないといけないのか迷っている人の参考になるように、まずはお宮参りの意味についてまとめました。
お宮参りの意味とは
お宮参りは、子供が無事に生まれたことの感謝を地域の氏神様に報告する伝統的なセレモニーです。
同時に、氏神様に子供を紹介し、健康に育つように祈願する意味も込められています。
氏神様とは
氏神様は、その地域を守っている神社のことで、鎮守様、産土(うぶすな)様とも呼ばれます。
信仰や本人が意識しているかには関係なく、氏神様が守る地域に住んでいるすべての人のことを氏子といいます。
お宮参りは基本的に何をする?
お宮参りは、シンプルに言えば「生まれた子供を連れて地域の神社にお参りすること」です。
地域によって違いがありますが、生後1ヶ月ごろに、父方の祖母が子供を抱き、両親とともにお参りをするとしているところが多いです。
子供が生まれたらお宮参りはどうしてもしないといけないの?
では、お宮参りをしたくない場合と、家族と意見が違ったり、しないといけないのか迷った場合にはどうしたらいいのでしょうか。
お宮参りはしないといけないの?
お宮参りは伝統的な行事ではありますが、するかしないかは、その家庭の信仰や考え方によって違います。
実際にお宮参りをしない家もありますし、病気などの事情があってできないまま時期を逃してしまったという人もいます。
しなくても気にならない、必要と思わないという人は、どうしてもしなければいけないことはありません。
夫婦や親族で意見が違う時には
夫婦でするかしないかの意見が違ったり、両親がしたくないのに、祖父母が口を出すということもあるでしょう。
よく話し合うしかないのですが、簡素に行ったり、記念写真だけでも残すといった、お互いの妥協点を見つける努力も必要です。
不安に思うなら
お宮参りというと、祝い着やベビードレスを用意したり、神社でご祈祷をあげてもらうイメージがありますが、必ずしもそうではありません。
家族で天気の良い日に近所の神社にお参りするだけでも良く、「しないことで何かあったら」と心配な人は、簡素に行うことを考えてみてはどうでしょうか。
お宮参りをする意味と必ずしないといけないのかのまとめ
お宮参りの意味とは
・地域の氏神様に子供を紹介し、無事に生まれたことの感謝と健康に育つことを感謝する伝統行事。
・氏神様は、その地域を守っている神社のことで、鎮守様、産土(うぶすな)様とも呼ばれる。
基本的に何をする?
・お宮参りは、「生まれた子供を連れて地域の神社にお参りすること」で、生後1ヶ月ごろに、父方の祖母が子供を抱き、両親とともにお参りをするのが一般的。
お宮参りはしないといけないの?
・お宮参りをするかしないかは、その家庭の信仰や考え方によって違い、実際にしない家庭もある。
・しなくても気にならない、必要と思わないという人は、どうしてもしなければいけないことはない。
夫婦や親族で意見が違う時には
・夫婦や親族で意見が違う時にはよく話し合い、簡素に行ったり、記念写真だけでも残すといった、お互いの妥協点を見つける努力も必要。
不安に思うなら
・お宮参りは、家族で天気の良い日に近所の神社にお参りするだけでもいいので、「しないことで何かあったら」と心配な場合は、簡素に行う選択肢もある。