赤ちゃんが誕生して、1歳を迎えるまでには、いくつかの行事があります。
お七夜、出生届、お宮参り、お食い初め、初節句などの行事をあげることができます。
これらの行事には、目安となる日にちがあり、それぞれに赤ちゃんの状態に合わせた対応が必要で、行事によっては、地域や地方によっての慣習の違いなどもみられますので、ご家族ごとの対応が必要です。
出生届は、誕生の日から14日以内に出生地か本籍地の自治体への届出の必要があり、これは公的な届け出義務のもので、日にちにも厳格な定めがあります。
赤ちゃんの健全な成長を祈願する行事に?
赤ちゃんの健全な成長を祈願する行事に、お宮参りやお食い初めといったものがあります。
それぞれに目安となる日にちがあり、お宮参りには、生後約ひと月の頃、お食い初めには、生後約100日といった日にちがあります。
お宮参りの後の親族同士の会食会などで、赤ちゃんのお食い初めを兼ねるような場合も、最近では増えているようですが、本来は、いずれの行事も赤ちゃんを主役としたものですので、本来は、生後30日ごろでのお宮参りの後、生後100日でのお食い初めという順番が基本です。
いずれの行事においても、誕生後の赤ちゃんの体調とお母さんの状態に配慮することが重要で、これらの行事を行う日にちも、多少の変更に問題はありません。
お宮参りとお食い初めには、どんな意味が?
お宮参りとお食い初めには、どんな意味があるのかといえば、それぞれに赤ちゃんの成長に合わせた意味と伝統的な文化の意味があります。
お宮参りには、産土神からの授かりものである赤ちゃんに初めて神社参拝と祈祷を受けることで、その後の健全な成長を願う儀式的な要素があり、男の子は生後31日、女の子は生後32日といった日にちの目安があります。
お食い初めには、赤ちゃんの歯が生え始め、お母さんのお乳から離乳食へ変わる時期とされる生後100日頃の日にちに、将来食べ物に困らないように願いを込めて行われるものです。
これらの意味からすれば、最近のお宮参りの後の食事会で、親族が集まっているからといって、お食い初めまで同時にしてしまうことは、本来の趣旨からは逸脱しています。
しかしながら、大勢の周囲の人に同時に赤ちゃんをお披露目し、行事を同時にしようとすることがダメではありません。
あくまで、儀式的な要素がありますので、ご家庭ごとの事情に合わせた赤ちゃんのお祝いをしてあげることが重要です。
お宮参りとお食い初めには、目安となる日にちが?
赤ちゃんの誕生から、1歳になるまでには、さまざまな行事があります。
特に、日本古来からの慣習として、お宮参りとお食い初めには、赤ちゃんの健全な成長への祈願と将来の食べ物に困らないようにという願いが込められた行事です。
お宮参りは、生後31日目や32日目、お食い初めは、生後100日目にという日にちの目安があります。
これらには、赤ちゃんの生後の体調や状況に応じた対応が必要ですが、順調な成長の目安ともなります。