赤ちゃんが無事に誕生し、元気に育っていることに感謝し、これからの健やかな成長を祈る行事、「お宮参り」。
この重要な行事は日本の伝統的な習慣であり、子供の一生を神々に見守られることの証しとも言えます。
しかし、初めての親にとって、お宮参りの準備や当日の行動について知らないことが多いのも事実。
今回は「お宮参りでの作法」について詳しく解説していきます。
「お宮参り」って何? その意味と目的
お宮参りは日本の伝統的な行事の一つで、赤ちゃんが無事に誕生し、元気に育っていることへの感謝と、これからの健やかな成長を神々に祈る儀式です。通常、出生後30日から100日以内に地元の神社で行います。
親や親戚が参加し、新たな家族の一員の誕生を祝い、これからの生涯を見守ってくれるよう神々に願う大切な儀式なのです。
お宮参りでの作法 参拝の手順とマナー
お宮参りは、神社に赤ちゃんを紹介し、無事な成長を祈る大切な行事です。
この神聖な儀式を行う際の作法とマナーについて詳しく見ていきましょう。
まず、神社に向かう際は、まず鳥居に向かって一礼します。
これは、神聖な空間に入る前に神々に敬意を示す行為です。
次に神社の境内に入ると、手水舎が設けられています。
ここで手と口を清めることで、心身を清めることを象徴します。
左手で柄杓を持ち、右手を清め、次に左手を清めます。
その後、柄杓で口をすすぎますが、柄杓に直接口をつけないように注意しましょう。
社殿前に来たら、まず硬貨を投げ入れる賽銭箱があります。
賽銭は自由ですが、5円(「ご縁」を意味する)が一般的です。
その後、手を合わせて二礼二拍手一礼の作法で祈ります。
最初に二度深く頭を下げ(二礼)、その後二度手をたたき(二拍手)、最後にもう一度頭を下げます(一礼)。
この行為は、神々への敬意を示し、自身と神々とのコミュニケーションを行うものです。
このようにして、赤ちゃんの無事な成長と健康を祈り、親自身の感謝の意を伝えるのがお宮参りの作法です。
お宮参りでの作法 服装や持ち物』
お宮参りの際の服装は、両親は正装、赤ちゃんは白無垢やちゃんちゃんこといった祝いの装いを選ぶと良いでしょう。
また、神社によっては、赤ちゃんを抱くための抱き帯や、お供え物として塩や米を持参することが求められることもあります。
詳細は事前に各神社に問い合わせておくと安心です。
まとめ
「お宮参り」は、子供の無事な成長と健康を祈る大切な行事で、その「お宮参りでの作法」を知り、適切に行うことで赤ちゃんのこれからの人生を神々に見守られる最初の一歩とします。
正しいマナーを守り、一生に一度だけのこの特別な日を思い出深いものにしましょう。