お宮参りは、生後ひと月ごろの赤ちゃんが両親と共に、土地の氏神様への参拝と祈祷を目的として神社へ行くことで、その際には正装した服を着ます。
お宮参りの頃の赤ちゃんは、まだ新生児の時期で、体温調節が苦手なため、着る服での体温調節の機能を補ってあげることが大切です。
特に、厳しい夏の暑さや冬の寒さの対策には、肌着や産着といった着物やベビードレスなどの服での対策をしてあげます。
お宮参りの主役は赤ちゃんで、付き添う両親や祖母の服装は、赤ちゃんに着せる服に合わせた準礼装や略礼装の服装を選びます。
冬のお宮参りの赤ちゃんにオススメの服は?
冬のお宮参りの赤ちゃんにオススメの服は、屋外の寒さを考慮すれば、伝統的な着物の産着です。
着物は、日本古来の服であり、日本の四季に対応するために肌着や掛け着の着物の生地などで、外気温や湿度への対応の機能を果たしてくれます。
そのため、冬のお宮参りには、重ね着が可能な伝統的な着物の産着が、赤ちゃんにとっては体温調整を補ってくれる効果も期待できます。
伝統的な着物の祝い着を利用するときは、赤ちゃんに肌着の上に白羽二重の着物を着せ、その上に掛け着を掛けますが、外の温度によっては、肌着の枚数を増減することも可能です。
白羽二重の下には、短肌着と長肌着を着せることが基本ですが、アレンジも可能なため、冬のお宮参りにはおすすめです。
赤ちゃんに伝統的な着物の産着を着せる場合には、付き添うお母さんや祖母の服も訪問着や色留袖といった服装で合わせます。
冬の寒さが予想以上に厳しい場合には、お宮参りの時期を先に延ばすことで、負担を軽減することも可能で、この選択でも問題はありません。
冬のお宮参りの赤ちゃんの服におくるみの活用も?
冬のお宮参りの赤ちゃんの服におくるみの活用も、重ね着が可能で実用性が高いといえます。
前述のように、伝統的な産着の服装では、着物の下に重ね着が可能ですが、略式の服装では、ケープやアフガンといったおくるみの利用も便利です。
ベビードレスなどの略式の服を選択する場合、正式な着物の場合と違い、ベビードレス単体での服装が成立してしまい、そのドレスなどの服の上や下に重ね着させることが難しくなります。
特に、冬の寒い時期には、体温調節の苦手な赤ちゃんにとっては、ベビードレスでは寒さを強く感じるかもしれません。
そのような場合には、おくるみで赤ちゃんを包んであげることで、寒さを防ぐことができ、お宮参り後の普段使いにも利用が可能です。
お宮参りの服装は、赤ちゃんを基準に合わせる?
お宮参りの服装は、主役である赤ちゃんに正式な産着を着せるか、ベビードレスなどの略式の服を選択するかで、付き添う両親や祖母の服も合わせます。
生後ひと月ほどの赤ちゃんは、体温調節が苦手で、できれば重ね着などが可能な服での調整をしてあげることが大切です。
特に、冬の寒い時期には、伝統的な着物の産着は、重ね着が簡単でオススメです。
ベビードレスなどの略式の服装では、おくるみを利用した体温調節をはかることをおすすめします。