お宮参りの際に、着物を着せるのは有名ですが、帽子が必要なことはあまり知られていません。
厳密に言えば、赤ちゃんに帽子が必要なことは知っていても、何故必要なのか理由を知らないことが多いです。
人によっては、お宮参りの着物さえ用意していれば、帽子は必要ないと考えている人も少なからずいます。
そこで今回は、赤ちゃんのお宮参りにおける帽子の必要性に関して、解説したいと思います。
お宮参りにおける帽子の役割
それでは、早速お宮参りと帽子の関係を解説します。
生後1か月ほどの赤ちゃんはあまり外出する機会がなく、お宮参りが初めての外出となることも良くあります。
生まれたての赤ちゃんは肌が弱く、外の空気は非常に刺激が強いです。
つまり、帽子は日差しや冷たい風から、赤ちゃんを守る役割を持っているのです。
それゆえ、お宮参りが終わっても、外出の際は帽子を被せてあげた方が良いでしょう。
また、和装と洋装によって帽子の種類が違います。
細かいことかもしれませんが、押さえておきたいポイントです。
まず和装の場合は、大黒帽子です。
この帽子は名前の通り、大黒様が被っている大黒頭巾に似た形をしています。
大黒帽子に施された紋様には、赤ちゃんの健やかな成長と、大黒様のような笑顔で生活出来るようにと言う願掛けがされています。
洋装の場合は厳密な決まりはありませんが、ベビードレスなどに似合うフリル付きの物を選びましょう。
素材にも気を付けよう
前述の通り、生まれたての赤ちゃんの肌はとても弱いです。
ですから、帽子を選ぶときは肌に与える刺激が弱い物を選んで下さい。
具体的には、綿100%やシルクなどの素材です。
特に洋装の場合は、フリルによって赤ちゃんの肌が刺激されることがあるので、注意しましょう。
着物に帽子、他にも涎掛けやお守りなど、お宮参りで必要とされる物は多いです。
これらを全て自前で揃えるのは、それなりにお金が掛かります。
そこで有用なのは、レンタルです。
物凄く安いとまでは言いませんが、自分で準備するよりはかなり出費を抑えられます。
お宮参りに対する考え方は、地域や各家庭によって違うので、どれだけ拘るかは様々です。
特に金銭的な問題はどうしても付いて回るので、予算と相談しながらレンタルなどを活用するのも1つの手です。
大事なのは、皆にとって満足のいくようにすることです。
ここまでいろいろと述べましたが、最終的な目的はそこにあることを覚えておいて下さい。