その土地の神様に子供の誕生を報告し、健やかな成長を祈願する行事であるお宮参り。
初宮参りなどとも言われ、生後1か月頃に行うのが昔からの慣習です。
ですが、生後1か月頃の子供は非常に繊細で、その日にちにお宮参りが出来ないこともあります。
雨天のときや暑い日、寒い日など、子供の体調が心配になることが多々あります。
そこで今回は、お宮参りは雨天であっても、気候が厳しくても実行するべきなのか、解説したいと思います。
お宮参りの意味
最初に知っておいて欲しいのは、お宮参りは儀式ではなくお祝い事だと言うことです。
要するに、参加する人たちが満足出来れば、あらゆる慣習や決まりを守る必要はありません。
雨天だったり子供や母親の体調が悪ければ、日にちをずらしても良いのです。
子供が産まれた時期によっては雨天が続いたり、暑さや寒さが厳しいこともあり得ます。
そのようなときは、参加者全員の予定を確認した上で、ベストな日程を組みましょう。
また、いつまでに行かなければならないと言うことも、そこまで気にしなくて良いです。
大抵は1歳になるまでには行いますが、どうしても難しいときはそれ以降になっても構いません。
繰り返しますが、お宮参りはお祝い事なので、無理に決行して辛い思い出にならないようにしましょう。
むしろ日程をずらした方が良い場合
上記では、お宮参りの日程は雨天時や気候などによって変えても良いと述べましたが、ここではむしろ積極的にずらす方が良い場合を紹介します。
・雨天時の特に大雨や台風などの場合。
・真冬で非常に寒さが厳しい日や、大雪が降っている日。
・真夏で非常に暑さが厳しく、熱中症の危険がある日。
・子供や母親など、家族の体調が悪い日。
・風邪やインフルエンザなどが流行っている時期。
・早産で入院期間が長く、子供が退院したばかりの場合。
以上です。
他にもあるでしょうが、これらが代表的なものでしょう。
このとき、お宮参り自体は遅らせることになっても、思い出だけはしっかり残しておきたい人は、写真だけ先に撮っておくのも手です。
堅苦しく考えず、柔軟な対応を心掛けて下さい。
逆に、お宮参りの日程を早める場合についても解説します。
病院の方針などにもよりますが、一般的には1か月検診で問題なければ、子供の外出許可が下ります。
それゆえ、検診が終わっているなら、お宮参りを早めるのは特に問題ないです。
検診前に行くと言う人も稀にいますが、これに関しては要注意です。
何より優先するべきなのは子供の体調なので、しっかりと病院に確認しましょう。