お宮参りのお金、初穂料の書き方と入れ方

生後1か月頃に行われる、お宮参り。

子供が産まれたことを土地神様に報告し、健やかな成長を祈願する行事です。

お宮参りには様々な決まりや慣習があり、何も知らずにいれば思わぬ失敗をしてしまうこともあり得ます。

そこで今回は、お宮参りの際に用いられるお金である、初穂料の書き方や入れ方について解説します。

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初穂料とは

お宮参りのお金である初穂料ですが、そもそもの由来は何なのでしょうか。

初穂料は神社に支払うお金の表書きに使われる言葉ですが、本来はその年に収穫された最初のお米(初穂)に由来しています。

また、農作物の収穫を感謝して、神様に納める為の供物でもありました。

そこから転じて現代では、神様に献じる祭祀のお金と言う意味合いで「料」と言う漢字が付き、神社への謝礼の表書きとして用いられます。

併せて知っておいて欲しいのは、初穂料と玉串料の違いです。

初穂料と玉串料は似た場面で使われますが、神式の葬儀では玉串料と言う表書きを使い、初穂料と言う書き方はいけません。

逆に、お守りやお礼を受ける謝礼には初穂料を使いますが、玉串料と言う表書きは使いません。

初穂料の書き方と入れ方

上記のことを踏まえた上で、お宮参りにおける初穂料について解説します。

お宮参りの初穂料を渡すのは、当日に社務所に声を掛けて、お宮参りに来たことを伝えるときです。

誰が支払うかと言うと、家庭や地域によって違います。

子供の両親が支払う場合が多いですが、祖父母が支払うこともあります。

それでは、熨斗袋の書き方について説明します。

神社への謝礼は、紅白の蝶結びの水引きの熨斗袋か白い封筒に、現金を入れます。

表書きは「御初穂料」や「御礼」などで、下段には産まれた子供の名前を書きます。

読み方が難しい場合は勿論ですが、そうでなくとも振り仮名を振っておくと良いでしょう。

地域によっては、子供の名前と親の名前を並べて書くケースもあります。

初穂料のお金の相場は神社によって異なりますが、目安はおよそ5,000円です。

あくまでも目安なので、実際にお宮参りを行う神社に問い合わせて下さい。

初穂料の入れ方は、あまり気にしない人も増えていますが、出来れば覚えておいて欲しいです。

お札にも表と裏があり、人物が描いてある方が表で、描いてない方が裏です。

熨斗袋の入れ方では、この表と裏がポイントにもなるので、忘れないようにしましょう。

熨斗袋と中包みとお札は、表が揃うような入れ方をします。

良く聞く質問として、新札を包むべきかどうかですが、必ずしも新札である必要はありません。

ただし、神様に納める初穂の代わりのお金なので、あまりにもボロボロのお札はやめましょう。

それゆえに、新札は絶対ではないですが、可能なら用意した方が無難です。

用意出来ない場合も、出来る限り綺麗なお札を使いましょう。

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